映像翻訳フォーラム行ってきました!

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    さる3月30日(日)、毎年恒例のワイズ・インフィニティ様主催の第9回映像翻訳フォーラムに参加してきました。
     
    フォーラム

    第8回を除いて毎回参加している私ですが、今回はこれまでと違う新しい体験となりました。というのも、初めてお客さんの立場から参加したんですね。
     
    それまではワイズ・インフィニティの社員でしたから、裏方、司会、分科会の講師などを務めてきたのですが、今回は客席のほうにいて、昔の同僚たちが運営している映像翻訳フォーラムを外側から眺めていました。
     
    私の師匠である水谷美津夫先生や川本子先生が講演をし、ワイズ時代にお世話になったクライアント様たちが登壇し、パネルディスカッションを行っていました。
     
    客観的に見ると、こんなにいいものを運営する一助となっていたんだなと感慨深いものがありました。翻訳者になって、日々字幕と取っ組み合っている方たち、勉強中でこれからプロの翻訳者を目指している方たち、そしていい翻訳者を探し回っている業界関係の方々。字幕翻訳業界のあらゆる人々が集まって、交流できる場です。
     
    私も翻訳者として、そしてさっぽろ字幕翻訳スクールの代表として、いろいろな方にご挨拶させていただき、情報交換をしました。
    ワイズ・インフィニティの字幕翻訳講座の責任者 岸靖雄さんとツーショット。かつては彼がスクールを運営し、私が講師を務めるというコンビでした。


    岸さん
     
     また勉強中の人、これから勉強する人には気になる字幕制作ソフトSST G1を販売する株式会社カンバス様も訪問して、最新の情報を聞かせていただきました。


    カンバス

    さっぽろ字幕翻訳スクールでも、カンバス様が現在推進しているスクール用のプランが使えるようになりそうです。卒業生が出て、プロの翻訳者になり、SST G1を購入していくようになれば、ゆくゆくはさっぽろ字幕翻訳スクールもSST G1の販売取次店となるかと思います。
     
    そして、1日で5社を訪問する強行軍の途中で見た桜。北海道はこれから1か月後です。今年は桜を二度楽しめそうです。


    東京桜
     
    今後も東京のクライアント様たちを訪問し、最新の情報を得て、それをさっぽろ字幕翻訳スクールを通して札幌の字幕翻訳者様たちに伝えていきたいと思います!

     

    「ホビット 竜に奪われた王国」見ました!

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      「ホビット 竜に奪われた王国」見てきました。
       
      ホビット

      いや〜、最高です!
      『ロード・オブ・ザ・リング』と併せて、死ぬ間際に「ああ、俺の人生で結局一番面白い映画は『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』だったな…」と言い残しそうなほど面白かったです(他の候補は『プロジェクトA』か『サボテン・ブラザーズ』か『ベストキッド』)。
       
      特に樽での川下りの場面はワクワクが止まらず、20分くらいこのシークエンスを続けてほしいと切に願ってしまいました。
      『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』のトロッコチェイスにもひけを取らない映画史上に残る傑作シーンだったと思います。
       
      樽

      このシーンは、ドワーフたちの奮闘もいいのですが、レゴラスとタウリエル(『LOST』のケイトです!)の弓矢を使った戦闘がとにかくカッコいい!
      川岸の岩場を軽快に疾走しながら、跳び上がって空中で弓を引き、ビュッ!
      近距離でも矢を放ち、懐まで入ると短剣を振り回す。
      あまりにカッコよすぎたでの、その夜「FF14」で早速、弓術士を始めました。

      FF14
       
      私は昔から『ロード・オブ・ザ・リング』的な西洋の中世ファンタジーの世界観が大好きです。その原体験となったのが、この『火吹山の魔法使い』です。

      火吹山
       
      アドベンチャーゲームブックと書いてありますが、普通の小説ではなく、最初の1ページを読むと、右の道を進む→P42へ”“左の道を進む→P78へといった具合の選択肢を選びながら、ゴブリンやオークを倒し、強力な武器を見つけ、最後にたどりついた悪い魔法使いを倒すというものです。
       
      敵と戦うことになると、敵の攻撃力と体力が数値化されていて、サイコロを振って出た目をそれに加え、自分のキャラクターの数値と比較して、勝敗を決めます。
      当然、一人でやるので敵の分も自分でサイコロを振ります。
      「よし、まずは敵の攻撃。ん?4か… 次は俺の攻撃。げっ!2だ。やられた〜 また最初からだ」とバカ正直に一人で遊ぶわけです。今、考えると公明正大にゲームブックを進めていた幼き自分の姿が微笑ましく思い出されます。
       
      懐かしいな〜と思いながら検索してみると、私は10冊以上このアドベンチャーゲームブックをやっていたようです。西洋の中世ファンタジー的な世界観だけでなく、SFの「宇宙の暗殺者」とか、ギリシャ神話を題材にした『ミノス王の宮廷』とか。
       
      宇宙の暗殺者

      ミノス王
       
      書いてるうちに思い出したのですが、小学校6年生の時にお楽しみ会で、このアドベンチャーゲームブックの台本を自分で書いて、クラスの友達に選択させながら、同じグループの子たちが戦闘シーンなどを小芝居で再現するという出し物をやりました。しかし、自分が頭の中で描いていたような盛り上がりはなく、グダグダになりドン引きされた記憶がよみがえってきました…
       
      ところで、私は仕事のほとんどがDVDやテレビ放送用の番組なので、字幕のフォントはゴシック系が見慣れています。なので、時々映画館であの独特のフォントで字幕を見ると、ちょっと新鮮な気持ちになるんですね。で、あのフォントが何とも『ホビット』の世界のフォント(↓こんなやつ)に合ってて、味わいがあります。

      ホビットフォント
       
      DVDになると字幕はゴシック系になるのでしょうが、あの映画館のフォントに切り替えられるなんて機能があったら面白いのにと思ってしまいました。
       
      英語のフォントってものすごい数がありますよね(日本語は漢字も含めると何千文字にもなるので、気軽に新しいフォントを作れないという事情はありますが)。このへんの飾り文字が発展した背景については、ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』を読むとよく分かります。『薔薇の名前』は西洋文化を理解するのに知っておいたほうがいい文化的背景が随所に散りばめられていて、なおかつ小説としても抜群に面白いので、未読の方がいましたら、ぜひお読みください。強く強くお勧めします(ショーン・コネリー主演の映画版も面白いですよ)。

      薔薇の名前
       

      体を動かそう

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        北海道では基本的に冬はじっとしています。
        翻訳者は基本的に家でじっとしています。
        甘い物が大好きです。
        趣味は映画鑑賞、読書、ゲーム、スポーツ観戦、などです。
        会社勤めではないので、出社退社がありません。
        車を買い、運転できるようになってしまいました。

         
        結果、完全に運動不足です。
         
        妻には「アイアムアヒーロー」の主人公みたいになってきたと言われる始末。

        アイアムアヒーロー
         
        さすがにこれは何とかせねばと動き始めました。
         
        1 バランスボールを購入
        これに座って仕事をしてます(仕事時間の半分くらい)。結構ずっしりきます。常に腹筋が固くなってる感じです。

        バランスボール
         
        2 ガムを噛む
        夜ご飯の後にいろいろ食べるのをやめました。何か食べたくなったら、ガムを噛んで必死にごまかします。

        ガム
         
        3 運動をする
        近所の体育館のランニング通路でウォーキングをして、週1回のバスケ開放日にボール持参で身体を動かしに行きます。体育館の人が仕切って5対5のゲームもやってくれるので、久しぶりにバスケができました。

        体育館
         
        村上春樹の小説の主人公みたいにストイックになりたいですねぇ。おいしいハムサンドを作って、午前中に3千メートル泳いで、夜は行きつけのバーでギムレットを飲むみたいな。私にとって北海道を舞台にした小説といえば、『羊をめぐる冒険』です(あとは村上龍の『愛と幻想のファシズム』)。
        「そうだ、俺も文化的雪かきをしよう」と思い立って、本棚から『羊をめぐる冒険』を取り出し、一生懸命「文化的雪かき」について書かれている個所を探そうとしましたが、見つからず断念しました。根負けしてネットで検索したら、「文化的雪かき」は『ダンス・ダンス・ダンス』でしたね。
         
        FF14
        をやめて、PS4も買わずにやり過ごせば、運動不足は解消できるはず

        私の本棚(3)

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          今日ご紹介するのは、フロスト警部シリーズの最新刊「冬のフロスト」です。
           
          フロスト
          「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」「夜のフロスト」「フロスト気質」と来て、日本に紹介されるのは5冊目です(尚、作者のR・D・ウィングフィールド氏は2007年に亡くなっているので、残された邦訳未刊のものは「A Killing Frost」を残すのみです)。
          昨年の夏には出ていたようですが、見逃していました。
           
          先月、久しぶりに紀伊の国屋書店で2時間ほどブラついてる時に見つけたんですよ。夏から秋にかけて、車の練習に夢中で書店に足を踏み入れていませんでしたが、やはり本との出会いがないといけないですね。Amazonのあなたにオススメには、「お前に俺の何が分かる!」と反発しながら、きちんと書店に足を運ぶことを2014年の抱負とさせていただきます。
           
          さて、日本にもファンの多いフロスト警部シリーズは、古典ミステリーの時代が終わりを告げた後のミステリー小説が見いだした“個性的な探偵あるいは刑事で読ませるという手法にきちんと則った正統派のキャラクター物です。
           
          ただフロスト警部の個性は、刑事コロンボを始祖とする見た目は冴えないが実は切れ者というありがち個性キャラクターにひねりを加えて、見た目どおり頭のほうも冴えない本当にだらしない刑事という点です。
           
          犯人をこいつと決めつけたら、それを裏づける証拠を捜し始めるという昨今聞き漏れてくる現実と比べても、ちょっとしゃれにならない捜査手法は、大抵空振りに終わります。署にしょっ引いてきた容疑者に尋問する場面が何十ページにも渡るのに、伏線でも何でもなく、本当にただの見込み違いだったということもざらです。また当て込んでいた証拠が科学捜査の結果、証拠にはならなかったので、怒りに任せて脅してみたら自白し始めたなど、常にドタバタです。現場の捜査の段取りくらいはさすがにつけますが、「メンタリスト」のパトリック・ジェーンのように鋭い視点で手がかりを見つけ出すというようなことは皆無です。
           
          もちろん、ある程度の正義感と情があり、ほろりとさせる話もありますが、基本的に下品でだらしない男やもめです。
           
          本来なら脇で光りそうなタイプですが、これを主人公に持ってきてウケるのが、いかにも英国っぽいですね。アメリカではウケないでしょう。アメリカ人はやる時はやるキャラクターは好きですが、いいところがひとつもないキャラクターは努力不足と断罪されるでしょう。
           
          もうひとつフロストシリーズの魅力は、まるで本物の警察の現場のように、本筋の脇で酔っ払いを留置場に放り込んだり、街娼をたまに申し訳程度に追い払ったりといった脱線話が入ってくるところです。そのため、フロストは大抵3〜4つの事件を並行して捜査を進め、あっちに顔を出し、こっちに顔を出しといった感じなので、しょっ引いてきた容疑者の尋問を忘れて放置したり、容疑者が目の前にいるのに、「どこかで聞いた名前だが誰だっけ?」という感じで素通りさせたりとドジのオンパレードです。
           
          登場人物も多く、事件がいくつも並行して進むので、本来読みにくい小説のはずなのですが、正直犯人が誰かというのはどうでもいいレベルなので、フロストの巻き起こす珍騒動の疾走感だけで、上下巻それぞれ500ページ程度というボリュームも一気に読めてしまいます。
           
          ちなみに犯人も切れ者はいません。大体、アブノーマルな嗜好を持った性犯罪者で、頭脳戦といったレベルのやり取りは全くありません。
           
          どこにでもいる少年が…という文句で始まる映画や小説は、大抵どこにでもいない人物(王家の血を引く者とか、数学の天才とか)が主人公になり、非日常的な世界に飛び出していくのですが、フロスト警部シリーズには、そういった要素はひとつもありません。本当にどこにでもいる程度に優秀な刑事、だらしない警部、ケチな犯罪者、暴力的なチンピラが、新聞・テレビで普通に年に数回見るような事件を巡ってバタバタする話です。
           
          ただ、なぜかぐいぐい読まされることは請け合いなので、お勧めです。
           
          そして翻訳文学のいいところは、本そのものが字幕翻訳者にとって同業の文芸翻訳者さんのひねり出してくれた訳語、慣用句、翻訳表現の見本市のようなものだということです。今、ランダムに開いた1ページだけでも「すごすごと」「神経に障る」「下心」など字幕にぴったりの表現がどんどん出てきます。
           
          どうせ本を読むなら字幕の勉強に役立てたいという方は、やはり翻訳小説を読むのが一番ですね。
           

          新年あけましておめでとうございます

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            新年あけましておめでとうございます。
             
            2013年は、家族と共に札幌に移住し、さっぽろ字幕翻訳スクールを開校するなど、私にとっては大きな変化の年であり、多くの新しい出会いに支えられた年となりました。
            さっぽろ字幕翻訳スクールはおかげさまで、英語基礎コースに韓国語実践コース、秋には英語実践コースに2期目の英語基礎コースと順調に講座を開講させていただいております。
            2014年春には最初の卒業生も出ますし、札幌から多くの字幕翻訳者が生まれることを願っております。
             
            2014年も引き続きよろしくお願いいたします。
             
            さて、前回のブログで制作経過を報告しましたナノブロックの蒸気機関車ですが、年末に完成しました。
             
            こんな感じであとひと息まで来て、
             
            蒸気機関車完成前
             
            これで完成です。

            蒸気機関車完成
             
             
            全部で6〜7時間で作り上げました。翻訳の合間のいい気分転換になりますし、吹雪の夜中に暖かい部屋で、一人背中を丸めてコツコツやってるのが、なかなか心地いいです。次は姫路城あたりを狙っています。

            姫路城
             
            そして、年末に観た「ゼロ・グラビティ」ですが、IMAXシアターの凄さを実感したいと思い、ユナイテッド・シネマまで行ってきました。実は2013年の初めに「ホビット/思いがけない冒険」でもIMAXシアターに行ったのですが、この時は60fpsの映像のクオリティーの高さを確かめに行きました。そして、今回の「ゼロ・グラビティ」は何が違うと評判だったのかというと“音”です。

            ゼログラビティ2
             
            IMAXシアターの音(というかドルビーの最新のサウンドシステム“アトモス”)は、あまり難しいことは分かりませんが、簡単にいうとスピーカーの数を増やして、各スピーカーに割り当てる音を細かく調整して、音に包み込まれるような感覚(サラウンド)を実現しているということのようです。たとえば映画館の天井に右から左まで10個のスピーカーを設置して、右からヘリコプターの飛行音を出し、それが順番に左へと移っていくとまるで頭上をヘリコプターが通過したような感覚が体感できるという具合です。
             
            さて「ゼロ・グラビティ」は基本的には無音の宇宙が舞台ですから、音はより効果的な使われ方をしています。静寂の中、急に宇宙船の機器の作動音が聞こえてきたりすると一気に緊張感が生まれるのですが、この音が複数のスピーカーを移動するので、遠くのものが近づいてくる(逆に遠ざかっていく)感覚が3D映像とも相まって五感すべてに訴えてきます。
             
            といっても「ホビット」の時もそうですが、映画が始まって30分もして物語に引き込まれると、3Dもサラウンドも忘れてしまうんですよね。まあ、そこまで物語に没入できるのは3Dとサラウンドのおかげということも言えるのですが、ドラクエ気任眛韻犬茲Δ並慮海呂△襪錣韻如観る人の感情を前のめりにさせるのはいろんな手段があるということかと思います。
             
            映画のほうはディズニーランドやユニバーサルスタジオにあるアトラクションの超豪華版という感じです。宇宙に実際にいる感覚に90分間どっぷり浸れて、ジョージ・クルーニーのスカした案内役がまたニヤリとさせます。これで2200円ならアトラクションの料金としてはお得ですね。すっごく楽しめます。
             
            ただ映画代の1800円ってどうにかならないですかね?「ゼロ・グラビティ」や「ホビット」のような大画面で楽しむ映画しか観に行かなくなります。ベン・スティーラーの映画とかを映画館で観たら、「外したらどうしよう?」かと思うと、怖くて観に行けません。800円くらいなら、年間20本くらい映画館で観たいんですけどねぇ。
             
            ちなみに無線通信がセリフの大半を占めるので、字幕をイタリックにする意味がほぼ失われています。もうここまできたら、映画会社の英断で全部 正体でいいだろと思ってしまいました。
             
            それでは、皆さん2014年もよろしくお願いいたします。

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