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翻訳

『アーティスト』今さら見ました!

もうすぐゴールデングローブ賞で、その後はすぐにアカデミー賞ですね。

今年の作品賞の有力候補をひとつも見ていないうえに、つい先日、昨年の作品賞『アーティスト』をやっと見るという周回遅れの映画生活を送っております。


アーティスト
 


『アーティスト』はDVD特典映像のチェックを少しやったので、すっかり見た気になっていました。こういうパターンって結構多いんですよね。今週見に行く予定の『ホビット』も公開前のサイト上の予告映像を、半年間にわたって仕事で見てきたので、すでに本編も見た気になってます。

 

で、『アーティスト』ですが、ご存じのとおり1930年くらいまでの映画のスタイル“サイレント”映画を現代によみがえらせた作品です。邦画にはサイレントの時代ってあったのでしょうか?よく知らないけど、欧米のサイレント映画ほどの質・量でなかったことは確かでしょう。アメリカ人にとってはおよそ80年ぶりに見たサイレント映画ということで郷愁の念もあり、つい作品賞をあげてしまったのでしょうか?

 

サイレント映画を見ることで気づいた部分は多かったけど(例えば大げさな表情と口パクで言いたいことって大体伝わるのね、とか)、正直、制約がありすぎるので話としては物足りなかったかなと。『ヒューゴ』『ヘルプ』『マネーボール』など対抗馬がイマイチだったので、作品賞を取れたのでしょうか?それともアメリカ人は本気でこれが好きだったのでしょうか?

 

それにしてもこれ、翻訳者は楽ですよね。いや、楽というと失礼だな… ただ仕事量は少なくて済みますよね。字幕は100枚くらい?数えてないけど、150枚は絶対にないと思います。

 

1本の映画を見たら、字幕っていくつくらいあると思います?

 

 

平均すると大体1000枚くらいです。

 

もちろん、これは映画のジャンルや内容で変わってきます。アクション映画は、銃をバカスカ撃って、後ろで何かがボンボン爆発して、ガシガシ殴り合いをしてる間はセリフがないので、600800枚くらいです。

ウディ・アレンの映画なんてしゃべりまくるので(特にアレン本人が)、2000枚近くいくこともあるそうです。

韓国ドラマ・映画は字幕が多いです。特に韓国ドラマは11で交互にカットバックして延々としゃべるシーンの連続ですから、60分で2時間の映画と同じ1000枚くらいいくのもあります。

アメリカもドラマは字幕が多く、42分くらいで500枚は超えます。ドラマはテレビで放映されるので、映画のようにのんびり風景を映したり、俳優の表情を長回しで撮ったりしてたら、チャンネルを替えられちゃうんですね。なので、セリフの連続で、字幕は多くなります。

 

そして字幕翻訳の翻訳料金というのは、実は映像の長さで決まります。翻訳した量とは限らないんです。つまり45分のドラマなら45分ぶんの料金、2時間の映画なら2時間ぶんの料金という具合です。字幕の数は関係ありません。ですから、同じ2時間の映画を翻訳するなら、重厚でセリフの多いドラマより『エクスペンダブルズ』とかのほうが、はるかに燃費はいいわけです。

 

『アーティスト』のギャラはどうだったんでしょうね?まさか「サイレントだから翻訳料金安くしてね」なんてことは、劇場公開だし、ないと思うのですが… だとしたら、普通の映画の10分の1くらいの労力でギャラは一緒というおいしい仕事になります。

 

もちろん、翻訳者は作品を選べませんし、そもそも楽しようなんて考えてちゃいけない商売です。まあ、それでもそれで食ってくとなると、とりあえず台本をもらうとページ数に最初に目がいくわけです。「お!今回の仕事は、尺のわりにセリフが少ないぞ!」なんてね。まあ、逆にレオと渡辺謙の『インセプション』みたいにセリフの量うんぬんより、とりあえずストーリーを理解するのが難しすぎて、翻訳どころじゃなくなるなんて場合もありますが。

 

ということで、字幕翻訳をするときに大事なのは、とりあえず映像と台本をもらったらすぐに1回最後まで訳してしまうことです。よく分からない部分や気に入った日本語がなかなか出ないところは飛ばして結構です。とりあえず最後までいっておかないと、納期までの時間の使い方が見えてきません。いただいた納期の3分の1くらいで1回最後まで訳し終えてるのが理想ですね。まあ、なかなかそうもいきませんが。

 

う〜ん、私もサイレントの翻訳がしたい。

  • 2013.01.09 Wednesday
  • 08:56

Comment
先日、「ツリー・オブ・ライフ」を見て、字幕が少なくて楽そう、なんて思ったばかりでした。セリフが少ない分、意味が凝縮されていそうですけどね。
  • Kai
  • 2013/01/09 10:19 PM
昔、ジャッキー・チェンのカンフー映画の演出をやった時は、最後の師匠の仇討ちの場面が15分くらい字幕がなくて、笑っちゃいました。
  • Aro
  • 2013/01/11 9:20 AM
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